7月27日(金)に鈴鹿市文化会館3階音楽室にて学校職員対象アウトリーチ体験を実施しました。
この事業は、(一財)地域創造のリージョナルシアター事業の一つで、講師の福田修志さん(劇作家・演出家・F’s Company代表)は、全国の学校や地域での演劇ワークショップを盛んに行っています。今回鈴鹿市では、福田さんが実際に学校で行っている「演劇アウトリーチ」を先生達に体験してもらい、学校現場で求められている「能動的学習」を体験できる事業として実施しました。市内小中学校教諭、教育委員会関係者の12名に参加をしていただきました。
初めにF’s Companyの俳優の松本恵さん、田中俊亮さんのパフォーマンスを見て参加者一同間近でみるお芝居に見入っていました。その後、ストレッチや頭の体操を行いました。参加者全員で円になって、見えないボールを回すゲームが終わる頃には、知っている人も知らない人も全員顔を合わせて笑えるようなとても和やかな雰囲気になっていました。
後半は2つのグループに分かれて物語を作って発表する創作の時間でした。「名前カード」「性格カード」が一人一人に配られ、3枚の写真を見ながら物語を作りました。手がかりはカードと写真だけで何も決まっていない状態からお話を作りました。両グループとも、参加者の想像力が豊かでお話があっという間に出来上がりました。お話を作る中では、「わたしはおっとりな性格だからこう言うね!」「それいいね!」と、自分の想像力を膨らませ、他者の想像力にもふれることができました。発表では他グループが作った、笑いあり、感動ありのお話を楽しみました。クオリティの高いお話に「お〜」の声も上がりました。一通り体験した最後には、意見交換を行いました。「とてもいい体験だと思う」「こども達にもぜひ体験してほしい」等の感想が出ました。中には「この内容を実際に現場の教員だけで実践するのは難しい。今日感じたことをヒントに自分たちでもできるプログラムを作りたい。」と、今回の体験を早速活かしていきたいという声もありました。
今回先生方に体験していただいた内容は、9月7日(金)に鈴鹿市立栄小学校3年生と庄内小学校5・6年生に実施します。